居酒屋開業資金が足りない!融資はどこから受けるべき?

脱サラして自分のお店を持ちたいと考えたことがある人は世の中にたくさんいます。特に仕事で行き詰ったときや、嫌なことがあったとき、自分のやりたいことをやって生き生きとしている人たちを見たときなどに感じることが多いのではないでしょうか?でも実際にそれを実行する人は多くはありません。やはり安定している今の生活を捨てて、新しい世界に飛び込むのには大きな不安がつきまとうからです。
それでも夢を追いかけて自分のお店を持つと決めて仕事を辞めたのに、開業に思ったよりお金がかかることが判明して資金不足で開業できなくなることもあります。開業資金には物件を用意する資金も必要になります。買うよりは借りるほうが安いとしても、保証料サービスも多い個人への賃貸と違って、店舗を借りる際には保証料として10か月分の家賃を用意しなくてはいけないこともあり、借りるのにも大きな金額が必要です。そして設備投資も必要になります。例えば居酒屋を始めるとすると調理器具はもちろん、大型の冷凍庫や冷蔵庫、フライヤーや焼き物機、いけすを置こうと思ったら大きな水槽も必要です。さらに食器やお客様の座るテーブルや椅子も必要になります。それがパン屋なら大きなオーブンや発酵器、大型のミキサー、パンを並べる陳列棚が必要ですし、ラーメン屋なら大きなガスコンロ、茹で麺機、餃子を焼くなら餃子用の鉄板、カウンターやラーメン丼など職種はさまざまでも開業するのに必要なものは山ほどあります。資金不足で開業に不安があるのならどこからか借りて補いましょう。
ではどこから借りればいいのでしょうか?まずは銀行や信用金庫へ融資の相談に行ってみましょう。銀行は金利が低く、多くの金額を融資してくれます。信用金庫は地域に密着した経営をしているので、中小企業の力強い味方になってくれることがあります。地元の信用金庫に相談に行くのもいいでしょう。しかし銀行や信用金庫に融資を断られてしまうこともあります。その場合は消費者金融に相談してみましょう。一般的なカードローンは使い道は自由でも、事業にだけは使えないことになっていますが、消費者金融でも企業向けのカードローンを用意していて、利用している事業主も多くいます。
開業資金に不安がなくて融資を受けようと思っていない人でも、余裕があるうちに融資の申し込みをしておくことをオススメします。なぜなら開業して半年間くらいはなかなか利益を上げられず、貯金でなんとかしのがなくてはいけない期間がどうしてもあるからです。貯金がどんどん減ってきて余裕がなくなってから融資を申し込むよりも、余裕があるうちに融資を申し込むほうが借りやすくなっています。何があるかわからないから夢があるのかもしれませんが、資金はできるだけ多く用意しておいたほうが安心です。